アイドルの恋

少し、先日の騒動について自分の思いを綴らせてください。

 

 

アイドルも人間、アイドルも男、だから普通に恋をする。それは当たり前のことで、誰もがわかっている事実。

うん。もちろんわたしもわかっているし、仕方が無い事だと思ってる。

でも、今回のことを知り、大好きな彼に特別な人がいるんだというちょっとの悲しい気持ちが、いろんなことが明るみに出るにつれ、どんどん憤りに似た感情に変わっていった。

ブログに自己満足で幼稚なアピールしてる女があなたの彼女なの?多かれ少なかれファンを嫌な気持ちにさせる女があなたの彼女なの?ねえ、あんなに気持ち注いで撮影してたって思ってた映画で貰ったお花、その女にあげてたの...?

いつでもあなたに会えれば夢の時間なのに、そんなあなたの影が見えたあの瞬間、キラキラしてるはずのあなたの姿が霞んでいく。遠い距離でも確かに其処にいると確信できていたあなたの存在そのものが、不確かになって消えてしまいそうで怖い。そう思った。

 

でも、彼から遠く離れた存在の自分には、そんなことはどうしようもなくて、何かを変えることなんかできなくて。そんな苛立ちをどこかに吐き出さずにはいられなくなってしまった。その場がやっぱりTwitter

そこでTLにも上がっていて、嫌でも記憶を掘り起こされた智くんのあの出来事。まだ私たちの中で新しい記憶として残っているあの出来事は、今回のこととよく似ている。あの噂が明るみに出た時の感情を正直あまり覚えていないのは、きっと宮城の初日公演で目の当たりにした彼の表情がすべてを語っている気がして、彼に会う前までに自分が抱いた感情を全部あの瞬間にかっさらっていったからだと思う。

初めて会ったけれど、よくわかった。彼のどうしたらよいかわからない心底困惑した顔。笑っているようで、ちょっとしたことで泣いてしまいそうな脆さを持った顔。とても楽しくて幸せな時間だったはずなのに、彼の晴れない表情がずっと心の奥で消えない。

これ以上ないと言いきれる絶対的な夢の時間、空間がコンサートだと思っていた。だからこの時は、夢を見せて欲しかった。心の底から笑っていて欲しかった。彼に対して残った気持ちはただそれだけ。

 

裏切られたような気持ちでいっぱいで、悔しくて悲しくて辛くて、そのしんどさから抜け出したくて、不満や怒りを吐き出したくなってしまうこともある。実際に今回のことで自分がそうなったように。

女の人を好きになるな、付き合うな、結婚するななんてことは言えないけれど、せめて...せめて、うまく隠してください。できる限りファンの目に触れないようにしてください。バカじゃない、秘密を隠し通せる女と付き合ってください。

 

でも結局何をしたって、嫌いになれるはずなんて最初から無い。傷つかずにいつまでもファンを続けられるなんて最初から思っていない。彼らのすべてを受け入れて、応援できるとも思っていない。アイドルのファンなんて目を背けたくなる事実といつでも隣り合わせ。

 

その影を光に変えて、輝いていてくれていればいい。私たちの頭の上に、いつでも5色の虹がありますように。夢が現実という影に染まってしまわないように。心からの笑顔を絶やさず、5人いつでも一緒に前を見て突き進む、アイドル嵐でいてくれればいい。そのためにできることは、一人のファンとして、あなたと、あなたがファンのために築いてきたものを信じ続けること。

 

どうせ離れられるわけがないんだもの。

いつまでも叶わない恋と知りながら、ずっとついていく覚悟はできています。

いつまでもあなたに恋させてください。