現在、心模様

 

当たり前なんてない。

それは、いろんなものを見てきてわかっていた。

わかっていながら、彼らには永遠に近いくらいにその存在を求めていたし、確信してた。

当たり前なんてない。

それを知ってるからこそ、毎日変わらず彼らがいてくれることに感謝し、尊敬し、憧れ、幸せを感じ、愛してきた。

 

そんな日々が、自分のなかにあったものが、なくなるときが来るだなんて。

いや、なくなるときが来るのはわかっている。

ただ、そのときが、今ではない。明日ではない。明後日でもない。と...

そうして毎日過ぎていって、永遠に近いくらいに、続いていくんだって思ってたことに気づいた。いつだって、「今ではない」って心の奥底で思ってた。

 

結局、当たり前だって思ってたのかな私。結局、目の当たりにしなければ、当たり前ではないってことに気づかなかったのかな。

でも、きっとそんなもの。休止発表の動画を見たときには、当たり前とか当たり前じゃないとかそんな価値観とは別のところに心はあって、ただただ悲しさ、寂しさ、恐怖だった。

 

なくなってしまう。私のなかの大事なものが。何にも変えられない宝物が。

もうそれだけで、それ以外なにも考えられなくて、なにも感じられなくて。

 

いつだってそばにいてくれた、いつだって寄り添ってくれた、そんな彼らが自分の知らないところで、いつの間にか心が散り散りになってしまった。そう思って、悔しくて恐ろしかった。こんなにも幕引きが呆気ないのかと寂しくて悲しかった。

 

こんなにも自分の目の裏に涙があるもんかと、それくらい泣いた。

 

発表後の夜に開かれた会見。「休止」の漢字2文字に感じた私の思いと、5人の嵐に対するスタンスは全く違った。

いつもの嵐。変わらない嵐。いつだってお互いを思いやって、笑顔で乗り越えて、前を向き肩を組み、突き進んできた5人。私が信じて見てきた大好きな嵐。

〝いつか笑ってまた再会、そう絶対 〟

そんな前向きな歌詞が似合う5人で、前向きになれなかった私の、それまで止まらなかった涙が止まった。

 

5人の嵐が大好き。それは、嵐自身がそうで。きっと、ファンやほかの誰よりも、5人でいることにこだわっていて、積んできた時間や経験から5という数字の大事さを身をもって知っている。当たり前じゃない、を当たり前にしてくれる。

5人でいることを諦めなかった。5人であることを守り抜いてくれた。

5人が、〝 嵐が大好きな嵐 〟を守ってくれた。

 

なんて人たちだろう。

こんなにも自分たちのグループに、ほかの4人に、誇りを持って、全てをかけて、余すことなく力を注ぐ。

 

〝 嵐が大好きな嵐〟が大好きで、むしろ、そうでなきゃこんなにも溺愛しない。ファン代表を名乗るつもりは微塵もないけれど、伊達にファンしてない人はみんなそういう思いなんじゃないかな。会見でも、5人でいることを大事にしてる、ファンが求めるまんまの、いつものまんまの、嵐だった。それだけで、悲しみのどん底の感情が、どれだけ救われたか。

 

でも、ファンが求めているから仲がいいのでもなければ、嵐を続けている訳でもなくて。本物の気持ちだからこそ、自分の中にすっと落ちてった。

ファンを大事にしようっていう誠意とは別のところに、きちんと、5人の絆がある。ファンも周りも関係なく絶対的に5人でいることにこだわる。そういうところが、本当に、他の誰にも、何にも、敵わないなって思う。

 

5人でいる、1度立ち止まる、けれども、その前に、この事実を受け止め、感謝を伝え合う期間を設ける。

 

嵐って存在のすべてが、綺麗で。でも、嵐という存在のすべてに嘘がなくて。綺麗事じゃなくて、綺麗。だから、こんなにも沢山の人に愛されるんだと思う。

彼ら一人一人の優しさ、強さ、謙虚さ、頼もしさ、積んできた努力、経験、才能。それが5つ合わさったときのとてつもない輝き。それは、自分たちを誇りに思い、お互いを思いやる絆から生まれる。

むしろ、5人だったからこそ、彼ら一人一人が優しく、強く、謙虚で、頼もしいのかもしれない。5人が今こうして輝いているのは、〝 5人で嵐〟ということだけは確かなことで、彼らのなかで当たり前だったから。

私たちが求める前に、5人のなかで、〝5人で嵐 〟が当たり前だった。

 

そんな5人を好きになれたことが誇りで、これだけは胸を張って言えること。今も胸を張って言える。

嵐を好きになってよかった!

 

本当の気持ちを打ち明けてくれた智くんにも、その思いを大事にしてくれた4人にも、最後まで5人でいられるように考え抜いてくれた5人にも、感謝の気持ちでいっぱい。

 

5人の幸せが、自分の幸せ。

 

5人の幸せが、いつまでも5人でいることであることが、自分の幸せ。

 

嵐が進むときは一緒に進む、ついていく。

立ち止まるときは一緒にひとやすみする。

 

どうか、2年後の先の未来のどこかで、また会えますように。心の中に居場所を作っておきます。

 

いつだって一緒にいたい。いつまでだって待ってる。同じ夢を見るために。まだ夢の途中。

 

今日も未来もsmile again

 

そう思って、これからの毎日も大事に過ごしていこうと思う。

今は、寂しい気持ちも、悲しい気持ちも一緒に、大好きな5人と、5人を応援するファンの皆さんと、残してくれた時間をいっぱいいっぱい楽しみたい。心からのおめでとうとありがとうを伝えたい。