アイドルの解散

 

自分が生まれる前から結成されていて、いつもテレビには彼らがいた。まさに自分の人生とともに歩んできたアイドルグループSMAP

なくなるなんて、一度も考えたことがない。いて当たり前、解散、ありえない。ずっとある。

彼らのことなんて何も知らないのに、何を思ってるかなんて考えたこともないのに、ただ漠然とそう思っていた。思っていたというよりも、思うまでもなく自分にとってはそれが当然だった。

 

それが急に、こんなあっけない形で終わりを告げる日が来てみたら、まさに[心にぽっかり穴が空いた]状態。国民的アイドルグループがこんな風に終わってしまうものなのか。解散しますなんて簡単に、誰が、どこまで考えて決めたの?

 

私はSMAPファンではないので、ファンの方々の心境をわかることはできないけれど、いままで自分たちが大好きで信じてきた彼らが、自分たちの知らないところで苦しんで、悩んで、すれ違っていたのだとしたら、こんなに悲しいことはないと思う。ファンとしての自分にできることは何もないのか、ただ散り散りになっていく彼らを嫌だ嫌だと届かない声を震わせながら見ることしかできないのか。

いままで見てきた彼らと、その彼らに揺り動かされ笑ったり泣いたり喜んだり苦しんだりしてきた自分の何物にも代えがたい宝物のような感情は、どこにいってしまうのだろうか。

 

私は嵐のファンですが、
5人で笑っているのが好き。
5人で肩組んでるのが好き。
5人でふざけあっているのが好き。
5人で話し込んでいるのが好き。
5人で歌っているのが好き。
いろんな応援の仕方はあるけれど、私にとって、アイドルが好きって、グループが好き、グループ全員が同じ方向向いて同じように頑張る姿が好きっていうこと。そんな姿を一日でも長く見ていられるようにと、追い掛け続けることができるようにと、ファンとして心から願っている。彼らがどんな道を選んでも、私たちファンは付いていくことしかできないけれど、付いていく道の先にはいつでもメンバー“5人”の背中があって欲しい。むしろそれ以上に求めることなんてない。

 

SMAPの5人には、本当に今まで応援し続けてきたファンを大切にしているっていう誠意を見せて欲しい。いままでの28年は確かにファンとともに自分たちの歩んできた道だって、本人たちの口から聞かせて欲しい。